糖尿病

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糖尿病が良くなったMさん

Mさんは30歳台になったばかりです。来日前はHbA1cが高く、インシュリン注射を朝と夕方うっていました。日本で糖尿病専門医の診察を受けたところ、インシュリン注射を1/3にする、薬を1錠呑むことを指示されました。また、体重を20kg減らすと薬が不要になると言われました。それから3年、お酒の量が多く、体重はあまり減っていません。しかし、インシュリン注射量は1/3になったままですし、 HbA1cが改善し、視力は回復、血管の悪化は防げています。残念なのは、適正体重70kgに戻すことが出来れば、糖尿病が治りますといわれているのに体重が減らないことです。
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糖尿病は万病のもと

糖尿病は多くの方がかかる病気です。しかし糖尿病だけで死亡する人はほとんどいません。しかしながら、糖尿病が原因となっていろいろな病気を引き起こします。そして、それらの病気の多くが死に至る病気です。そこで今日は糖尿病とどのように付き合えばいいかを説明します糖尿病は初期であれば、食生活を改善して標準体重を維持し、血圧・脂質の悪化を防ぐことで改善出来る場合がほとんどです。まず、糖尿病の原因としては、糖分や脂質をとりすぎた結果、太ってしまうことが一番の理由です。そして、50才以下の人は年に2回、50歳を超えた人は年に4回HbA1cの検査を行い、数値が6以下であることを確認してください。超えた人は初期の糖尿病にかかっている可能性があります。そこで、血糖値を下げるために、標準体重の維持、血圧、脂質、禁煙の管理を行い、必要に応じて薬による治療も行ってください。