温泉療法

温泉療法

病気が良くなる温泉療法

昔から多くの温泉は、疲労が回復する、アトピー性皮膚炎の治療効果があるなど、いろいろな効能が伝えられています。皮膚をきれいにする温泉、疲労を回復する温泉、病気の治療に役立つ温泉など、単に心身を休めるだけではない効能を持った温泉がたくさんあります。温泉が体にいい理由を分類すると、①体をあたためる温熱作用のほか水圧・浮力、清浄作用など私たちの体に物理的に働く効果 ②温泉の湯にはいろいろなイオンや鉱物などが溶け込んでいます。これ等の温泉成分が皮膚を通して体内に吸収され、体の機能が健康になる化学的効果 ③血圧やホルモン値が高い人は低くなり、低い人は高くなるというように、自然治癒力で体の機能を正常に導く「総合的生体調整作用」と呼ばれる効果があります。ぜひ、温泉の泉質を理解したうえで、あなたの体に良い温泉を選んで、楽しんでください。
温泉療法

温泉でもっと健康になろう

日本では弘法大師など平安時代の僧が開いたという温泉や戦国武将が治療に使ったと言い伝えられている温泉もあります。それらの温泉では、傷が早く治る、疲労が回復する、病気が治るといった効能が伝えられています。最近では温泉医学も発展し、病気治療のために訪れる温泉もあります。また、それらの温泉の多くは風景がきれいなところにあり、旅行や休養のための行く人も数多くいます。このように温泉は古代から日本人の生活に溶け込んだ、生活の一部ともいえるものです。ぜひ、温泉を体験してみてください。病気で体が弱っている人でなくとも、温泉によって健康を増進し、心豊かになることが出来ると思います。
温泉療法

温泉の泉質別効能

温泉は健康を増進し、病気の症状を改善するのに役立ちます。病状を改善するには温泉の泉質が大切です。今日は泉質別の効能について説明します。説明の最後には選択表を掲載しています。病気の症状ごとに、効果の大きい温泉(泉質)の選択表です。これを参考にして温泉を選んでください。もちろん、特定の病気でなくても、疲労回復や健康増進のため、あるいは病気回復を早めるために温泉を利用する人もたくさんいます。また、温泉療法医という温泉の利用法に詳しい医師と相談しながらの温泉療法を勧めますこれまで以上に、温泉がみなさんの生活に役立つことを願っています。