優れた日本の医療

日本の医療技術は、医師と患者の相互尊重を目指しています

ご存知のように、日本の医療・健康管理のレベルは世界トップクラスです

 人々の長寿は世界的にも知られており、高度な医療技術、 健康管理意識などの洗練された概念に加えて、健康志向の生活は注目されています

日本の健康管理、人間ドックを体験し、日本の健康管理方法や健康な生活の仕方を身に付け、健康な体になってください。

生活習慣病を防ごう

最近、「生活習慣病対策」の重要性が言われるようになったのは、不健康な生活習慣に起因する病が昔に比べて増加していることや、生活習慣と様々な病が関係していることが明確になったことに起因しています

生活習慣病に罹った人は、様々な病を発症させる予備群状態でもあります。 発症して、罹患している病気と、致命傷に繋がる病が直接関与していないように思えるのは、表面上明確化した病気と潜んでいる病気の違いです。実は根源は同じです

高血圧も糖尿病も脂質異常も肥満も肝機能異常も腎機能異常も、その根源にあるのは不健康な生活習慣なのです

不健康な生活習慣のあるひとに掛かる医療費と健康に留意している人に掛かる医療費には大きな格差があります

 一人一人が健康に過ごすため、国民総医療費を削減するために、不健康な 生活習慣の改善に取り組みましょう

生活習慣病を防ぐ特定検診とは

生活習慣病とは食事や運動・喫煙・飲酒・ストレスなどの生活習慣が深く関与し、発症の原因となる疾患の総称です

以前は「成人病」と呼ばれていましたが、成人であっても生活習慣の改善により予防可能なことがわかり、1996年に「生活習慣病」と改称されました

生活習慣病には脳血管疾患や心疾患の危険因子となる動脈硬化症・糖尿病・高血圧症・脂質異常症・肥満などが含まれます

その後、内臓脂肪蓄積を基盤とした複合リスク病態であるメタボリックシンドロームを加え、より強力な生活習慣病撲滅対策として特定健診・特定保健指導が進められています

日本では費用が安く、短時間で受けられる特定検診が人間ドック検診の中心になっています

病院の検査・治療指針のレベルは日本中同じ

日本ではほとんどの病気で、全国で同じレベルの検査・治療・手術ができます。地方の病院でも殆どの病気を、受診可能です。

現在、日本の医療のレベルは上昇しており、1900年代のような地域間格差はほぼありません。従って、東京の病院で出来る検査や治療が地方の病院で出来ない、ということはありません。

その理由は、治療指針にガイドラインが設定されており、推奨される治療法や使用する薬剤などがそこに明記されています。医学領域の最新の知見についても、学術書や論文など含めて、どこからでもアクセス可能ですし、診断機器も、非常に優れた医療機器が全国各地に普通に導入されています。

また、専門の学会が頻繁に開催され、先端的治療の方法が熱心に議論され、知識の共有がなされています。このように、エビデンスに基づいた診療と治療が行われていますので、治療可能な病気や療養期間はほぼ均一になっています。

これが医療費の無駄使いになっている面もありますが、日本国内での全国均一、均質な医療サービスの提供に繋がっています。もちろん、診察・治療・手術・特殊な病気では経験が豊富な名医と呼ばれる医師もいます

効率化された日本の血液(臨床)検査

病院で採血や検尿をしたことはありますか? 実はそれ等の検査を、血液検査を含めて臨床検査とよんでいます。臨床検査は、患者から採取した血液や尿、便、細胞などを調べる「検体検査」と、心電図や脳波など患者を直接調べる「生理機能検査」の2つに大きく分けられます

「検体検査」のうち、患者から検体を採取するところまでは医療行為とみなされるので、医療機関でしか行なえません。しかし、採取後の検体については適切な保存条件(温度や時間)が守られれば医療機関外での検査が可能です

そうしたことから街の医院や小病院では血液検査のすべてを外部検査施設に委託しています。そのため検査結果が出るのに数日要します。ただし、大病院では診察当日に治療方針を決めるため、主要な検査は病院内で行っているのが現状です

外部委託されている血液検査は、大手3社を中心とした民間の衛生検査会社で行なっています。これらの衛生検査会社は最新の機器を設置して、多くは全自動で検査を行い、検査結果を医療機関に報告しています