総合診療医と連携した人間ドック受診
人間ドック受診者は1泊2日等で人間ドックを受けます。人間ドックでは血液検査、CT、MRI、PETCT等の検査をします。人間ドックを受診すると、結果レポートが数週間後に送られてきます。そこで、受診者は診断結果レポートの数値や健康診断医の所見を見て、健康状況や日常の注意事項を判断することが出来ます。人間ドックの報告書で再検査や治療の必要性が指摘されたときは医療コンシェルジェや専門医と相談して、中国の病院や日本の病院で専門医による精密検査や治療に取りかかる必要があります。弊社では、気になる症状や体調不良がある場合は、人間ドック受診とともに、総合専門医による検査・診断を受けることをお勧めしています。
多様な人間ドックコースを準備
人間ドック(健康診断)の定義は、「健康状況などを調査し、疾病の予防や障害の早期発見および保健指導に役立てるために行う検査・診断のこと」とされ、日本では人間ドックに掛ける費用と人間ドックからもたらされる効果の検証が進み、人間ドックの検査項目の見直しが行われ続けています。現在は、安価でかつ短時間で済ませるために、生活習慣病対策として行われているのが実態です。いわゆるメタボ対策です。そこで毎年1回人間ドックを安価かつ短時間で受診します。
その結果、異常が見つかれば、詳しい検査や診断を行うようになっています。具体的には、生活習慣病対策としては身長、体重、腹囲、血圧、血液検査(脂質、糖、肝機能、腎機能)、検尿検査等が行われています。省略されている項目としては、血液検査では、貧血検査、肝機能・腎機能検査等の一部が省略され、尿検査、便検査、糖質検査、肝機能検査、腎機能検査、電解質検査、血清蛋白検査、脾機能検査、筋関連検査、炎症検査、甲状腺ホルモン検査、腫瘍マーカー 検査等の多くが省略されます。
このように、現状の日本の人間ドックは、一般にイメージするものからは多くの検査項目が削除され、人間ドック費用が安くなり、短時間で診断できる先進的に進化したものです。簡易な人間ドックの検査項目から削除された項目は、「健康診断項目」ではなく「検診項目」であると判断されたものです。例えば、心電図は、生活習慣病対策の検査でなく、心臓の病気をスクリーニングする検査であるなどです。
そこで、弊社は ① 多くの検診項目も含んだ検査を受ける1日間・2日間・3日間人間ドックと多くの種類の人間ドックを準備しています。また、② 毎年人間ドックを受診する方には、上記に説明した安価かつ短時間で受診できる日本の現状の定期健康診断をイメージした半日人間ドックをお勧めします。
検査に要する日数を教えてください
- 血液検査結果は当日又は翌日に結果が出ます
- 特殊な外注検査項目については、7~10日要する場合もあります。出てきた結果を、一人一人の方の結果に紐付けして、それを確認する作業工程、判定チェック、事後措置についての判断がその後にあります。そして、個人別診断書としての整理・記入です。一連の作業工程に要する時間は施設毎に異なります。概ね、2週間前後です。施設によっては1ヶ月というところもあります。
- CTやMRIなどの特殊検査は、読影医師の処理速度に依存します。極めて迅速なところでは、当日中に結果が出ますし、溜めながら処理するところでは、それなりに時間が掛かります。読影を外注している場合には、オーダー発注してから処理が終わるまでに掛る時間は、施設毎に変わります。これも、同様の作業工程を行いますので2週間から1ヶ月です